動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

29. 病気の動物は余生をどう過ごしたいのか 終末医療について

動物が今生を終える時、ピンピンコロリ、だと良いのですが、そうではないこともあります。

 

 

人間が最期を迎える時は、家族にどう過ごしたいかを伝えることが出来ますが、

動物の場合は難しいので、

ここでは動物が、残りの時をどう過ごしたいと考えているのか、

お伝えしていきますね。

 

なお、病気には、痴呆症も含まれます。

 

 

 

動物は、最期まで、意志を持っています。

 

例え、意識がない状態になったとしても、です。

 

 

また、最期まで、飼い主さんとお話したいと思っています。

 

意識がない状態になったとしても、そう思っています。

 

 

動物が病気だと、かなりの割合で、動物病院へ行き、治療を受けています。

 

その治療についても、思っていることがあります。

 

そう、嫌がっています。

 

 

 

病気を治す薬、それは、ないんです。

 

これが、事実です。

 

 

この世には沢山の薬があるじゃないか!

実際に投与したら良くなったし、延命できたぞ!

と思われた方も、いらっしゃるでしょう。

 

でも、西洋医学は、対症療法でしかありません。

それしか出来ないのです。

 

つまり、

出てきている症状に対して、それを抑える効果があるとされている薬を投与し、

動物の治癒力で病気を何とかしてくれることを

期待して待っている、

これが、事実です。

 

 

事実、

ウイルスをやっつける薬は、ありません。

がん細胞を増やさないようにする薬も、ありません。

体力をつける薬も、ありません。

 

私たち獣医師は、

動物が本来持っている治癒力で、病気と闘い、

動物自らが、病気の原因となっているものに

打ち勝ってくれる

のを、待つしかないのです。

 

 

 

 

動物が切に願うこと、それは、飼い主さんとの幸せな生活です。

 

飼い主さんが用意してくれたご飯を食べ、

飼い主さんと共に寝て、

飼い主さんと一緒に過ごす。。。

これが、望みです。

これが、動物にとっての、幸せな生活です。

 

 

動物は、自分が病気になったことを知っていますが、

その病気が不治である場合、

自分の病が治らないことも知っています。

 

だからこそ、

病が治らないと気付いた時、残りの時間は、

飼い主さんと共に過ごすことを、更に強く、

願うのです。

 

だから、

病院へ行きたくない、

だから、

投薬されたくない、、、

願っていることが、出来なくなるから。

 

ただ、

いつもどおりに過ごしたい

飼い主さんの家で過ごしたい

例え、動けなくなっても・・・。

 

 

終末医療は、動物の願いを叶えさせてくれません。

 

薬の量が増え、病院へ行かされ、場合によっては手術。

苦しみが増す行為です。

 

 

動物の声を、聴いてもらえませんか?

動物の願いを、聴いてもらえませんか?

動物の望みを、叶えてあげてくれませんか?

そして何より、

動物の苦しみを、増やすのをやめてもらえませんか?

 

 

 

 

 

・・・と言っても、

動物が苦しんでいるのに、体が鉛のように重たいはずなのに、

それを放っておけと?

と思われる飼い主さんもいらっしゃると思います。

 

 

ではここで、動物が病気をどう感じているのか、天へ還る直前まで、をお伝えします。

 

 

人間だと、年と共に体が重くなり、動くのが大変になってきます。

 

病気になると、痛み、苦しみ、だるさ、場合によっては七転八倒、など、、、

少しでも楽になるよう、薬でそれを感じなくなるように、程度が軽くなるように、と願い、薬を服用していく、、、

という状態になっていきます。

 

特に、がんの場合、その痛みを和らげるために、例えばモルヒネのような麻薬系鎮痛剤を使います。

進行していくと、本当に辛い状態になっていきます。

 

 

では、動物だと、どう感じているのでしょうか?

 

え?!

当然、人間と同じ感覚でしょ?同じ動物なんだから、

と、思いますよね。

 

自分が体験した状態、

体験していないけれども、物凄く大変なんだろう、と想像した状態、

それを、

動物も感じている、同じ状態になっている、

と思いますよね?

 

でも、実は違います。

 

 

私は他界した動物の状態を、体験することが出来ます。

また、他界した人間の状態も、体験することが出来ます。

他界していなくてもしていても、体験することが出来ます。

つまり、

全てのことを、体験することが出来るんです。

 

エネルギーで体験するので、同じことを体験しても、痛みで気を失ったり、衝撃で骨折したりはしません。

最初は対処がうまく出来なくて、気持ち悪くなって寝込んだりもしましたが、今はそれも問題なく対応出来るようになりました。

 

 

ブログ6. で、エネルギーの世界を私がどう見ているか、をお話ししました。

その中で、痛みは閾値を超えると意識を失ったりするので、体験したことはないとお伝えしました。

 

実際、意識を失う痛みは体験していません。

閾値を超えない範囲で調整して行なうので、体験出来るんです。

 

気持ち悪くなって寝込んだり、というのは、

三半規管にダメージを負った動物と感覚を共有した時や、

薬を服用して気持ち悪くなっている人間と共有した時

などに体験したものです。

 

なので、

痛みで意識を失った動物や人間とは共有していませんので、

私は閾値を超えない範囲で、体験出来ているのです。

 

それに、共有する前にはガイドに確認しましたし、意識を失わないようにして欲しいとお願いしていました。

 

だから、言えます。

 

 

そして、

病気で他界した沢山の、本当に物凄い数の動物から、状態、状況、気持ち、意志を聞いて、

どう過ごしたかったのか、それは何故か、

を確認しました。

 

 だから、言えます。

 

 

亡くなる直前まで、例えどんな状態になろうと、

動物はそれ程、痛みを感じないで過ごせています。

痛みだけでなく、だるさや辛さもそうです。

 

苦しくて痛くて生きるのが辛かった、とか、七転八倒、ということを経験した子は、1匹もいませんでした。

 

例えその病気が、がんだとしても、肺炎だったとしても、です。

 

 

私が感覚を共有して症状を体験したのは、

動物は、治療を行わなかった子たちと、治療を行なった子たちの両方、

人間は、治療を受けていた人たちだけ、でした。

物凄い数を体験したので、動物の場合、病気の種類はかなりあります。

 

 

がんの場合、既に述べたとおり、人間だと痛みと苦しみの中にいることになります。

でも、動物は違います。

体験してみると物凄く違っていて、苦痛の程度が軽いのです。

驚きました。

 

肺炎の場合、肺に水が溜まり、呼吸が出来なくなって死に至るわけですが、

人間の場合、本当に苦しいのです。

でも、動物は違いました。

肺炎の場合も、苦痛の程度が軽いのです。

 

 

動物のうち、治療を行わなかった子たちは皆、人間に比べれば程度が軽い状態で、天に還りました。

 

治療を最後まで行った子たちは皆、投薬による副作用が強く感じられ、こちらの方が余程辛かったです。

 

 

だから、言えるんです。

そうでなければ、言えません。

 

 

だから、今一度、考えていただきたいのです。

その子にとって、本当に幸せな過ごし方を、自分はさせてあげていられるのか?と。

 

 

 

これは、病気の動物に対して、だけではありません。

 

今、元気な動物も同じです。

 

今目の前にいる、ご縁があって、共に人生の時間を共に過ごしている動物は、本当に幸せな過ごし方が出来ているのでしょうか?

 

自分のエゴで、苦しめていたり、幸せを減らしたり、

をしないで済んでいますか?

 

 

 

 

 

 

動物は、意識がなくても、どんな状態でも、

エネルギーで会話することが可能です。

 

忘れないでください。

 

 

 

 

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