37. 動物 自体 (1)
なんだかピントがよく分からないタイトル、ですね。
ご要望にお応えしての内容&タイトルなので、許してください。。。
今回は、動物自体について、4つ、お話しします。
1、動物は、何をどう思うか
2、動物は、何が好きなのか
3、動物は、周りをどう捉えているのか
4、動物は、人間を対等に見ているのか
・・・
相変わらず思うのですが、今までお伝えした内容と被っているのでは?ということです。
ですが、「被っていないので、とっとと書くのじゃ!」と周りから言われているので、、、はい、書きます。。。
1、動物は、何をどう思うか
動物を取り巻くものとして、人間、動物、家などの人間が作ったもの、そして、自然、が挙げられます。
今回は、人間が作ったもの、と、自然について、書いていきます。
(1)人間が作ったもの
動物の周りにある人間が作ったものとしては、、、
動物が過ごす場所、ペットで言えばケージ、小屋、柵、でしょうか。
牧場だと、牧場自体、周りを囲む柵、これは木だったり電気牧柵だったり、でしょうか。
あと、飼い主さんが住んでいるお家、
牧場にあるサイロ、厩舎、鶏舎、
などなど、が挙げられます。
それらを、動物がどう思っているか、です。
動物の身近にあればあるほど、愛着が湧きます。
身近でないものや意識していないものは、景色の一つになっています。
つまり、心の距離、ですね。
これは、人間と同じではないでしょうか。
例えば、
そのお家で飼われていることがとても幸せ、飼い主さんも優しいし、ご飯も美味しいし、何より愛をくれる、
という状態であると、自分の寝床であるケージや小屋にも、愛着を感じている子が多くいます。
これは、飼い主さんが与えてくれたもの、だからです。
とは言っても、実は全く湧かない子もいます。
それは、飼い主さんラブ!が強くて、飼い主さんさえいれば良い、と思っているような子です。
そういう子は、もし引っ越して環境が変わったとしても、何とも思っていません。
よく、猫は家につく、とよく言いますが、飼い主さんラブ!な子は、家なんてどうでも良いんです、飼い主さんさえていてくれれば。
う〜ん、幸せな関係ですね〜♪
一方、牧場で飼われている馬や牛はどうでしょう。
牧場の動物たちも、飼い主さんからの愛情度合いで変わってきます。
愛玩動物として家畜を飼っている場合は、ペットと同じですので、ペットと同じように捉えています。
でも、出荷する動物、そこまでいかなくても愛玩動物ほど愛情を注いでいない場合は、飼い主さんを人間、もしくは動いている生き物、としか捉えていません。
愛玩動物として飼い主さんが愛を込めて接していると、動物は、飼い主さんが住んでいる家、サイロ、厩舎なども、他の建物とは違う感覚で捉えています。
愛着、というほどには思えていませんが、かなり好意的に捉えています。
(2)自然について
野生動物をはじめとする動物が、自然をどう見ているのか、は既に記載しました。
ここでは、景色として自然をどう見ているか、をお伝えします。
あ、あくまでも、動物ごとに異なって見える色、視野などは除いています。
動物って、景色を景色として捉えているの?
人間が美しい景色を見たのと同じように見えているの?
と思いますよね。
そうなんです。
ほぼ、人間と一緒です。
といっても、人間と動物の差はあります。
それは・・・
人間は、景色の中で過ごす時間が長くなればなるほど、周りにある景色が当然のことに思えてしまい、
美しい景色を美しいと感じなくなります。
でも、動物たちは、景色になれることなく、ずっと同じ感覚で、景色を捉えています。
景色に関しては、慣れるということはありません。
いつも新鮮に見られている、という感じです。
これは、
景色に変化があった場合、それが自分にとって脅威になるのかならないのかを判断し、逃げる必要がある場合は逃げる、という、本能的な部分に繋がっているからです。
なるほど〜言われてみれば、そうだよな、と思いますよね。
納得。
ではどのくらい、その変化に敏感なのか、ですが、
意外とルーズで、、、。笑
ちょっとくらい変わっても、分かりません。
マンション建設工事が始まった、くらいの変化があれば、流石に気付きます。
といっても、ここにも動物の種類により差が生まれます。
次に書く、鳥、野生動物、サイ、クロヒョウ、レッサーパンダ以外は、マンション建設工事が始まったくらいでないと気付かないの鈍感さ加減です。
鳥が木に、人間が作った巣箱を見つける、
これは良くあるパターンですが、鳥は最も敏感な動物、になります。
人が作った巣箱を見付けられるのは、「差」を感知する能力があるからです。
フクロウやワシ、タカなど大型の鳥もそうですし、メジロ、シジュウカラなどの小型の鳥もそうです。
あ、ここでは個体差を含めていません。
中にはとっても敏感な子もいますが、あくまでも平均的な動物の種類、としてお伝えしています。
鳥よりは劣るけれども、ほぼ同列なのが、野生動物でいる動物全般です。
まあ、これは命かかっていますから。。。
本当か!?と突っ込んでいるのは、私だけではないでしょう。
書いている私が、ガイドと動物たちに繰り返し確認しているくらいですから。。。
でも、全員から「そうなんだ!事実!」と言い切られました。
知らなかった〜。
この3種の動物は、同列です。
本人たちが言うには、「私たち、実は凄いんだよ!」だそうで、鳥と野生動物の次に、変化をキャッチ出来ると言っております。
今、
「でも、実際は野生動物でいる時の話でしょ?だったら流れから言っても違うじゃん」
と私が言ったら、
「私たちは動物園で飼われていても、このレベルなのよ。人に飼われていないから、ペットになった時は分からないけどね。」
だそうです。
これら動物により差が出る理由は「視力」だそうです。
猛禽類が上空からネズミを捉えられる話は、皆さんも聞いたことがあると思います。
それは偏に、視力のお陰ですよね。
と言うことで、察知出来るポイントは、「視力」でした。
2、動物は、何が好きなのか
動物は何が好きなのでしょうか。
動物の種類によって、好きなものは異なってきます。
例えば、ライオンは捕食対象となる動物が大好きです。
当然では?と思われるかもしれませんが、実は、必ずしもそうではありません。
例えば、ヘビはネズミが好きか?というと、そうではありません。
な〜んと!人間が好きなんです!
驚きですよね。
ちなみに私は、山歩きをする、庭園を散歩する、自然豊かな道を歩く、と、必ず、ヘビに出会います。
ちなみに、ちなみに、私はヘビが苦手です〜〜。
動物病院で働く時も、ヘビとクモが来たら逃げますので、と院長に言ったくらいです!泣!
ということで、捕食対象が好き、という訳ではありません。
では、草食動物だとどうでしょう?
例えば、ウマは何が好きだと思いますか?
答えは・・・植物です!
植物といっても沢山あるよ?と思いますよね。
ウマが好きな植物は、な〜んと、植物全般です。
なので、ウマをリラックスさせたいと思ったら、植物があるところへ連れて行くと良いですよ。
木が生えていて、下草が生えていれば満足しますし、
花がいっぱい咲いているところだと、外からは分かりませんが、ウマのテンションが、実は上がっています。
オオイヌフグリの様な比較的小さい花が一面に咲いている光景、これが最もテンションが上がると、ウマたちが申しております。
凄く可愛い顔していますよ。
次は、愛玩動物についてお話ししましょう。
わんこは何が好きでしょう?
あ、飼い主さんが一番!というのは皆さんお分かりになっているので、それ以外、です。
答えは・・・景色!
どんな景色でも、実は好きです。
建物ばかりの景色でも、自然豊かな景色でも好きです。
散歩の時だって、地面ばっかり見て歩いているようですが、しっかりと景色を捉えています。
でも、覚えていないので、脱走した時に家へ帰れない子が多いんですね〜。
では、にゃんこはどうでしょう?
答えは・・・水!
うっそー!あれだけシャワーが嫌いで、猫が水を嫌っているのは常識でしょ!?
と思いますよね。
はい、私もビックリしました。
水、と言っても、水溜り、ですね。
道路にある水溜り、というよりは、流れていないで溜まっている水が好き、
ということです。
水溜りに溜まった水に映った自分の姿や周りの景色には、残念ながら興味はないと言っています。笑
次、ハムスターはどうでしょう?
答えは・・・匂いのあるもの!
???意味が分からないんだけど???
詳しく言うと、ハムちゃんは、人間の鼻で嗅いだ時に、餌の匂いだよねえ?と形容する匂いが好きなんです。
ハムちゃんにしてみれば、その匂いには幅があるのですが、人間にはその幅が分からないので、餌の匂いだ、としか思いません。
なので、人間が、ハムスター用の餌の匂いと似たような匂いだな、と思ったもの、それが、ハムちゃんの好きなもの、です。
では、3と4は次回へ!