動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

26. 病気の子が思うこと (1)

今回は、「病気の子が思うこと」について、書きますね。

 

 

病気の子、というのは、

・一時的に病気になり、その後回復する

・長患いとなっている

・不治の病を患っている

などの全てを、ここでは指します。

 

 

 

病気の子が思うことに関して、5つ、お伝えすることがあります。

 

なお、ここに記載した内容は、私がリーディングし、動物たちに最終確認して貰ったものになります。

 

 

 

1、自分が病気だと気付いているか

 

はい、気付いています。

 

普通の風邪程度では気付いていないのですが、肝臓を患ったり、腎臓を患った様な場合は、自分が病気であることに気付いています。

 

それは、だるいとか、違和感とか、そういう症状があるから、ではありません。

 

ここが、人間と違うところです。

 

 

では、どういう風に捉えて、気付くのか、ですが、

 

それは「氣」です。

 

そう、東洋医学でよく聞く、「氣、血、水」の「氣」です。

 

 

ちょっとここで、ものすご〜〜く端折って、ごくごく簡単に説明すると・・・

東洋医学では、人間の生命活動を維持する基本要素がこの「氣、血、水」としています。

 

これがバランス良く巡っている状態、それが健康である、と考えています。

 

また、氣は最も重要な位置付けで捉えられていて、

体のエネルギー源、

そして精神的にも作用するので、やる気、落ち着き、にも関係しています。

 

 

つまり、動物は、この「氣」が変化することにより、自分が病気である、ということに気付くのです。

 

私は元々東洋医学に興味を持っていて、1回目の交通事故の後、人間の東洋医学、そして獣医師向けの勉強会に参加し、動物病院で鍼灸治療も行なっていました。

交通事故の後遺症で働けない状態となり、2年のリハビリを終え、アルバイトを経て完全に社会復帰するまでの間、この東洋医学を勉強して過ごしていたのです。

 

 

動物は自分が病気であることに気付いていますが、

具体的に何の病気か、どの程度の重症度合いなのか、

そういった細かいところまでは把握できていません。

 

ある程度悪化し、動物の行動がおかしくなってきた時に、初めて飼い主さんが気付きます。

 

 

 

 

2、動物病院をどう思っているか

 

嫌いです。

 

まあ、好きになれるはずがないですよね。

獣医師の私が言うのもなんですけど。

 

キャリーケースから出されたところは知らない場所、

雰囲気も違う、

変な匂いがする、

大きな体をした知らない人たちから触られ、押さえつけられ、

何をされるか分からないうちに痛いことをされ、、、

動物からしてみたら、そう捉えてしまう様なところが、好きな訳がありません。

 

中には動物にとっても好かれる獣医師がいて、会えたことに喜ぶ子もいます。

 

でも、残念ながら、かなり稀なことです。

 

 

そして最も嫌なこと、それは薬を投与されることです。

 

薬の投与は、体への負担がないとされる薬でも、動物の「氣、血、水」のバランスを乱し、免疫力を下げます。

 

このバランスが崩れた時の体の感覚が、動物にとって究極的に!嫌なんです。

 

 

投薬は百害あって一利なし、なんですよ、本当は。

 

ですが、何かあれば病院へ行き、薬を貰い、服用することで健康に戻れる、その作用があるのが薬である、

と考えていらっしゃる方が多い、というのが現実です。

 

凄く、凄く、凄く!!!残念なことです。

 

 

人間を含む動物は、その体に、自己治癒力を備えています。

 

その力を削ぐのが、薬です。

 

薬に頼る方は、ご自身の、そして動物の回復力を信じていません。

 

つまり、ご自身を信じていない、ということを意味します。

 

 

今までの歴史を振り返ると、

ペニシリンが発見されたから、死ななくて済んだ人が、あれだけいるじゃないか!

と思った方、いらっしゃると思います。

 

確かに、そう見えるのは事実です。

 

そうなんです、そう見えるだけ、なのです。

 

この説明は、今後書く予定の「生前設定」に関する回をお読みいただければと思います。

(まだ書けていなくてごめんなさい!)

 

 

薬を服用するメリット、それが全くないばかりか、マイナスになる、

そして、

薬を嫌がっている動物たちに無理やり与えないで欲しい、

薬でどのくらい苦しんでいるかを知って欲しい、

それが、セッション「主治医」を立ち上げた理由です。

 

 

 

3、飼い主さんへ思う、動物の願い

 

病気になった子が、何を飼い主さんに思うのか、それをここでお伝えします。

 

5つあります。

 

 

(1)放っておいて欲しい

 

この思い、衝撃的、ですよね。

 

 

ただ、分かって欲しいのです。

 

人間も、具合が悪い時、あれやこれやと言われたくないし、やらされたくないし、構われたくないし、放っておいてくれよ!と思いますよね。

 

それなんです。

 

なので、動物の具合が悪そうだからと、ああしてみよう、こうしてみよう、これはどう?あれはどう?と思いついたままに行動する飼い主さんがいらっしゃいますが、それはとても嫌がられる行為です。

 

そして何より、動物にとって負担で、免疫力が下がり、自然治癒力が下がります。

 

是非、放っておいてください。

 

 

 

(2)動物病院へ連れて行かないで

 

動物病院に携わる獣医師からとーっても恨まれそうな内容で、私は今後、夜道に気をつけなければなりませんが、、、

これは、動物全部の願いです。

 

動物の総意です。

 

衝撃的!第二弾ですよね。

 

 

何故、動物が病院へ行きたくないか、それは

・押さえつけられるのが嫌

・痛いことをされるのが嫌:採血や注射、場合によっては手術、を指しています。

だからです。

 

そしてその後には、ほとんどの場合、薬を飲まされる、が待っています。

 

動物は、病院へ行くだけで

・自分の体の「氣、血、水」が乱れまくり

・免疫力が下がり

・自己治癒力が削られる

ことが起こり、

しかも、それがリアルに分かるのです。

 

 

つまり、自分で治せる病気の場合、その力を削がれて、自分で治せない、という状態に、わざわざさせられている上に、

それを自分がわかっているのです。

 

更に、薬の副作用というおまけ付き。

 

 

薬の副作用は、具体的にいうと、

・味覚に影響があるため、ご飯の味が美味しく感じられなくなる

・食べた時にザラザラとした感覚がする様になる

・食欲がなくなる

・睡眠も浅くなり、よく眠れた感覚が得られない

という状態に陥ることです。

 

これ全部が、一気に来ます

 

どんな薬でも、飲んでも、注射されても、これらの症状は起きています。

 

 

動物にとっては、投薬が百害あって一利なしであることをご理解いただけたらと思います。

 

ただ動物が嫌だと言っているからやめてください、

とお伝えしているわけではありません。

 

しかも、投薬しないで過ごす方法があります。

 

 

 

(3)自由気ままに過ごしたい

 

今、私がキャッチした、動物の総意として送られてきた映像があります。

 

 

それは病気になった時、こうしていたい、という姿なのですが、、、

 

横たわって、まったりと、何もしないで、ボーッとくつろぐ姿

 

です。

 

衝撃的、第三弾の方もいらっしゃることでしょう。

 

 

これは、動物が、自身の自己治癒力を高めるために必要な状態なのです。

 

必要があって、やっています。

 

 

動物がまったりしているところを邪魔したり、嫌がっているのに散歩へ連れ出そうとしたり、

病気だと判明してから心配だからと、飼い主さんが考える、体に良い方法を動物にやらせる、

という行為は、ご自身のエゴである、と思ってください。

 

なので、それらをやらないでください。

 

 

 

(4)一人にしないで

 

放っておいて欲しい、という動物たちからのお願いがあっても、

家の中でぽつねんと、一人にして欲しいわけではありません。

 

人間も、自分が弱っている時に、放っておいて欲しいけれど、かといって家に誰もいなくなると、途端に寂しく感じる、という経験をされた方もいらっしゃることでしょう。

 

まさしく、その心境なんです。

 

 

動物は、自分が病気であると自覚してから、孤独とも闘うことになります。

 

その時に、家族が誰もいない家で過ごすのは、置き去りにされたのと同じ心境になるのです。

 

動物に構わない、けれども人はいる、

それが一番安心でき、回復できる環境です。

 

 

 

(5)見返りを求めないで

 

ここでいう見返りとは、

〇〇してあげているんだから、私にこうしてよ、

と、動物に要求することです。

 

例えば、

日頃遊んであげているのだから、今、暇な私と遊んでよ

みたいなことです。

 

これをやる人は、ほとんどの場合、見返りを要求している行動だという自覚がありません。

 

なので、動物たちがやめて欲しいと願っても、要求している人間がそれに気付いていないので、やめてもらうのが最も難しい内容となっています。

 

是非、ご自身の行動が、

動物へ見返りを求めたものなのか?

を省みながら、動物と接していただけたらと思います。

 

 

 

 

残りは次回へ!

 

 

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この涙は病院に連れて来られたから