動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

47. 病気の動物が飼い主に思うこと 第2弾

今回は、病気の動物が飼い主に思うこと、の第2弾です。

 

飼い主さんからのリクエストになります。

 

 

内容は・・・

治療を打ち切って、動物は不安にならないのか、

です。

 

 

「はい、なりません。なので、安心して打ち切ってください。」

と、動物たちが言っています。

 

今まで治療して来たのに、それを突然打ち切ると、人間だとその反動が出るので怖い、ということですが、

それは・・・

「心配無用!」

とのことです。

 

理由は、反動が出ないから、です。

 

 

そもそも、動物たちは、治療に対して不安を感じていませんし、

治療が要らないのに受けさせられている、

というのが正確な表現になりますので、治療を打ち切ったら、そこには喜びしかありません

 

そして、薬の副作用である

・味覚に影響があるため、ご飯の味が美味しく感じられなくなる

・食べた時にザラザラとした感覚がする様になる

・食欲がなくなる

(そう見えない子もいますが、それは飼い主さんへの配慮、心配させてはいけない、などがあるからです)

・睡眠も浅くなり、よく眠れた感覚が得られない

がなくなり、その状態から解放されます。

 

例え、

薬を餌の中に溶かし込んでしまって気付かれていない、と飼い主さんが思っていたとしても、

これらの症状が起こるので、動物たちは分かっています。

 

 

ここで質問があり、

そもそも、「不安」を動物が感じることがあるか、ですが、それはあります。

 

なので、不安というネガティブな感情がないから思わない、のではありません。

 

 

 

ここで、治療を打ち切って幸せになったある動物をご紹介しましょう。

 

このにゃんこは、あるホルモンが必要な量に足りない、少量しか分泌されない病気にかかっていました。

 

飼い主さんは動物の調子が悪いと動物病院へ連れて行き、ホルモンを補填するためのホルモン治療が行われました。

 

すると、その子の体から症状が消えました。

これを見て、飼い主さんは安堵し、

「薬が効果を示した、薬は続けていこう」

と決心し、使用し続けていました。

 

ですが、ホルモン治療は危険なのでは?という情報が、飼い主さんの耳に入ってきます。

 

周りの人たちは、

今にゃんこの状態がいいなら続けたほうがいいわよ、という賛成派、

ホルモン治療は危険よ、今すぐやめるべき!という反対派

がいて、飼い主さんはその日以来、ずっと悩み続けることになりました。

 

にゃんこが今元気なら、いいじゃない、それで、

と思う時もあれば、

危険ならやめた方が、結局はこの子のためになるのでは、、、

と思う時もある、

結論が出ない、出せない状態に陥っていました。

 

そこに、飼い主さんがとっても信頼している一般の女性、つまり獣医師ではない友人、が彼女に寄り添い、話を聞き、伝えました。

 

「薬をやめてみて、様子を見て、それから考えてもいいんじゃない?

確かにやめたことにより、いっとき悪くなるかもしれない、でも今、治療の効果が出ているなら、悪くなったと思った時に戻せばいい訳だし。

判断材料がないなら、にゃんこの体に聞いてみるしかないわよ。

結論は、それを見てからで、いいんじゃないの?」

 

なるほど!それもそうだな、と思い、その日から、彼女はにゃんこに薬を飲ませるのをやめたのでした。

 

すると、にゃんこは、治療していた時より、何故か元気になり、何より、目が生き生きとしてきたのです。

 

それで、飼い主さんは治療を打ち切ったまま、今に至っています。

にゃんこも元気に過ごしています。

 

 

たまたまうまくいったケースでしょ?全部に当てはまるわけじゃないわ。

ホルモン療法をいきなりやめるなんて、常識では考えられないことをしたのね。

こんな1つの事例を出して、それほど治療をやめさせたいの?

などなど、思われたことと思います。

 

私がこのにゃんこのリーディングをしてみると、ホルモンバランスが崩れた要因は他にありました。

 

つまり、

ホルモンを分泌しているところの問題ではなく、別の要因があり、それがホルモン分泌を阻害し、十分な量を分泌出来ない状態にさせていた、ことが分かりました。

 

そして、治療を打ち切って何が起きたのか、ですが、

本来、このにゃんこのホルモン分泌を阻害していた大元の原因、それがホルモン治療により回復することが出来ずにいて、治療を打ち切ったことにより、回復できた、

という、ことが分かりました。

 

そしてそして、これらは生前設定で、にゃんこが経験したい病気としていたこと、

それは一時的なこととして設定されていたこと、

ホルモン治療により、生前設定では終了して回復し、健康な生活に戻っていたはずの時期を、遅らせてしまっていたこと、

も分かりました。

 

 

この様に、生前設定を見れば、

一時的なことなのか、

その症状の原因となっていることが何なのか、

を探ることが出来ます。

 

そして、その項目が、条件なしの変更不可項目でなければ、解除することが出来ます。

 

なので、病気の動物は、

・治療を打ち切って欲しい

・この話を信じて欲しい

と思っています。

 

 

 

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