動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

15. モニター:保護猫のターコちゃん

今回は、先日行ったモニターセッションのご報告です。

 

 

2年前に動物愛護協会より譲り受けた猫、ターコちゃんです。

 

飼い主さんは今まで飼った猫と違うので、気持ちを知りたい、とのことでした。

 

 

実は・・・

ご依頼をいただいてからずっと、嬉しいとか悲しいとか全く何も感じないのに、私はハラハラと涙を流し続ける、という症状に見舞われていました。

 

なに?!これ!

 

ガイドに聞いても、ターコちゃんのだよ、というだけで他には何も教えて貰えず、ただひたすら泣く、という状況に追い込まれていました。

 

 

涙は浄化の作用があります。

 

今ではその成分も特定されています。

昔は泣くな!と言われていましたが、今では泣くようにオススメされるようになってきました。

 

それのせいかなあ?と思いつつも、

でも、これ、はたから見たらどうしたの?って感じですよね。

玄関でピンポンなっても出られないじゃない、みたいな。。。

 

でも何故か、

そういう時にピンポンは来ないし、

母と会うのに心配させると思っていたらピタッと止まって、目は腫れてないし赤くもなっていない、

不思議な現象でした。

 

 

当日、飼い主さんに連絡すると、ターコちゃんが

癒しを必要としていること、

オーラに、常に縮こまっていることが映し出されていたこと、

黒いもやもやが非常に大きいこと、

が分かりました。

 

しかもこれらの対処を最初にやって欲しいとのこと。

 

飼い主さんに事情を説明し、開始しました。

 

 

癒しは、今世保護されるまでに経験したこと、そして過去世に対してでした。

 

内容は教えて貰えません。

 

保護された動物は、残念ながら大体において悲惨な目に遭っていることから、その姿を飼い主さんに見せたくないという子が非常に多いです。

 

というか、まず見せたがりません。

 

オーラにもそれと思われるものが現れていて、

オロオロしていること、

自分を守らねば、と強く思っていること、

そのために常に縮こまって生きていること

が分かりました。

 

カチンコチン、という表現が一番当てはまる状態で、こちらも肩どころか全身が凝ってしまいそうでした。

 

 

そして、それらも関わって、巨大な黒いもやもやが。

 

 

黒いもやもやとは・・・

ネガティブな感情、ネガティブな経験から成り立っていて、つまり、本人が生み出したネガティブなもの、です。

 

普通に生活していて普通に感じたりしていれば、

大体、スーパーのレジかご2つ分くらいの大きさ、

とイメージしていただければいいかと思います。

 

それが、ターコちゃんの場合、一番大きなバス、観光バスを想像していただければいいのですが、それ1台分くらいでした。

 

中身は見せて貰えませんでした。

 

オーラが表しているものといい、おそらく相当な境遇で過ごしてきたと思われます。

 

 

で、早速癒しました。

 

私が行う癒し、つまり浄化は、好転反応がありません。

 

好転反応とは・・・

体に何らかの作用が働いた時に起こる体の反応で、健康に向かうために起こります。

人によってはだるさを感じたり、微熱がでたり、という症状が現れます。

一見、症状が悪化した、とか具合が悪くなった、と思ってしまうのですが、決してそうではありません。

 

 

浄化は今日中に終わる、とのことでしたが、セッション中には終わらないので、それを飼い主さんに説明しました。

 

フラッシュバックもないとのことだったので、それもお伝えしました。

 

 

フラッシュバックとは・・・

とても強いストレスにさらされたことがある場合、ふとした時や似たようなことがあると、そのストレスになった時を思い出すことです。

場合によっては意識を失ったり、ブルブルと震えたり、突然その場から逃げるように飛び出したり、などを起こすことがあります。

 

 

それがないとは、良かったです。

 

私がかつて勤めていた動物病院で飼われていたワンコは、フラッシュバックが度々起きて、全身の震えが止まらず、見ていて可哀想でした。

当時の私は何も出来ませんでしたから。。。

ちなみに、今は他界し、中間生でのびのびと過ごしています。

 

 

話は元に戻り、次は飼い主さんからの質問コーナーでした。

一部をご紹介しますと・・・

 

Q:歩き方がおかしいけれど、かつて大怪我でもしたことがあるの?

 

A:大怪我をしたことはないし、痛いということもないよ。単にそう歩きたいだけだから。

 

笑!可愛い!

こんなこと、あるんだなあ〜と思ってました。

でも、前にセッションしたワンコの座り方がおかしいので、もしかして痛い所でもあるのでは?

と飼い主さんが心配されていたことを思い出しました。

 

人間だと、普通に歩こう、普通に座ろう、などという意識が働きますが、動物は素直です、したい格好で座り、したいように歩くのですね。

 

 

Q:私が外出から帰った後も暫くしてからでないと出てこないのは何故?

 

A:帰ってきたことに気づいていないから。

 

笑笑!

動物なら気付くのでは?と思いますよね。

でも意外と気付かないようです。

 

私が友だちの家へ行った時もそうでした。

私の存在に気づくまで20分くらいかかっていましたね。

 

保護される前までの経験から、すぐに出て行くのが怖い、という理由でなくて良かったです。

 

 

Q:段ボールも紙袋も猫じゃらしも興味を示さないのは何故?

 

A:狭いところが好きというわけではないし、猫じゃらしは特に、別に。

 

笑笑笑!

いいですね〜ほっこりします。

 

猫といえば狭いところに入り込むのが好きな動物、と思いがちですが、100%ではないんですね。

 

しかも、猫じゃらしまで。。。

 

猫にも個性があるようです。

 

 

 

 

では、飼い主さんからいただいた写真を載せます。

飼い主さんはターコちゃんと出会う前に、最後は病気で亡くなった猫がいます。

その猫ちゃんの写真も併せて載せますね。

 

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お気に入りのカリカリーナで寛ぐターコちゃん

カリカリーナ:飼い主さんの旦那さんがネットで購入した爪研ぎ兼椅子。座面が爪とぎになっています。

 

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ターコちゃんの前に出会ったリーちゃん

 

 

 

 

〜後日談〜

 

セッション後、浄化が終わってから、ターコちゃんが私のところに来て、

ありがとう、

と伝えてくれました。。。。感涙。。。。

 

黒いもやもやは全て無くなっており、オーラはピンク色、愛に溢れた状態になっていました。

 

また、元気に走り回っていました。

 

 

飼い主さんからもその後の様子を教えていただきましたので、共有させていただきます。

・セッションの数日前から、ターコの様子が少し変わってきていた

・かなり闇を抱えた子だろうと想像していたが、その闇の大きさに愕然とし、その理由を語らないというのに驚いた

・セッションを終えてから、前にも増して顔を見ながら話しかけてくることが増えた

・名前を呼ぶとそばに来てくれるようになった

・小さな動物にも人間と同じような感覚があるのだということを実感した

 

 

ターコちゃんはとても可愛らしい愛たっぷりの子で、こちらが幸せな気持ちになり、私の場合は涙が出てきます。

(このブログも泣きながら書いているという・・・)

 

この先のターコちゃんと飼い主さんご夫妻の幸せを、心の底から祈っています。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

*お知らせ*

現在、モニターを終え、セッション「話してみよう」、セッション「主治医」を行なっています。

希望される方は、

ブログ21. セッション「話してみよう」 正式セッション開始のお知らせ

https://vetshappy.hatenablog.com/entry/2020/05/01/131252

 

ブログ22. セッション「主治医」を立ち上げました。

https://vetshappy.hatenablog.com/entry/2020/05/01/132206

 

をご覧ください。