動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

38. 動物 自体 (2)

続きです。

 

 

動物自体について、残りの2つをお話しします。

3、動物は、周りをどう捉えているのか

4、動物は、人間を対等に見ているのか

 

 

 

 

3、動物は、周りをどう捉えているのか

 

ここでは、動物の視野に入るもの、目に映っているもの、について書きます。

 

例えば、ペットとしてわんこを家の中で飼っている場合、そのわんこの目には、

・飼い主、その家族、お客さんなどの人間

・他に飼われている動物

・寝床、ご飯、リードなどの動物に関わる物

・テーブルや椅子、本棚などの家具

・冷蔵庫、洗濯機、掃除機などの家電

・布団や洋服など、人間が持っている物

・額縁や人形などの飾ってある物

など、身の回りにあるものは全て映っていますし、認識されています。

 

なお、ここに記載したように、分類して捉えられているわけではありません。

 

 

周りをきちんと把握していて、それぞれの細部まで見えています。

 

では、見たものをどう捉えているか、ですが、、、

例えば、人により、人形などは顔や雰囲気などで不気味に感じたりしますが、

わんこは何かを、例えば人形の表情で不気味だ、と思うことはありません。

 

例えば、ムンク「叫び」を飾っていたとしましょう。

人間だと、かなり印象に残る絵画で、中には気持ち悪い絵だと思っている方もいらっしゃいますが、

わんこはそれを見ても、何も思いません。

しかも、叫んでいるあの人を、人間だと思っていません。

 

 

にゃんこの場合は、わんこよりも細部まで捉えていません。

ああ、そこに物があるな、程度の認識です。

 

飼い主さんがしょっちゅう使っている物があったとします。

それを見ていても、これはよく飼い主さんが手にとっているな、という感じです。

 

 

ハムスターやモルモットはどうでしょう?

ほとんど見えていません。

視力的な問題、というよりは、興味が外に向いていない、からです。

 

げっ歯類の場合、餌と水以外はあまり興味がありません。

 

 

ではここから、外で飼われる動物に移ります。

 

 

ウマはどうでしょう?

 

しっかりと周りを見て、捉えています。

ウマはオーラが見えるので、人間が来ると、人間の体格などの他に、オーラも見ています。

その人がどういう人なのか、オーラで見ています。

 

ウマは人をよく見ていて色々見抜いている、と聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

それは、外見や仕草だけでなく、オーラで内面を理解しているから、ですね。

 

 

次はヒツジです。

 

ヒツジは、魚眼レンズのように周りが見えています。

生まれた時からあの見え方だと、距離感とか対応出来るんですね〜。

 

色は鮮やかに見えている方です。

少なくとも、私たち人間よりも鮮やかに色彩を捉えています。

 

なので、

牧草は青葉若葉、空は抜ける様な青空、という景色を、ヒツジの目を通して見ると、

写真を加工したかの様な鮮やかさで見えます。

そこに雫が垂れようものなら、キラキラと光輝いて見えます。とても美しい光景に見えるんですよ。何て綺麗な色、、、。

 

 

ちなみに、余談になりますが、、、

ヒツジの目を見たことがありますか?

面白い瞳をしているので、是非見てください。

 

動物の中で、人間に目を見られて、全く何も感じない、唯一の動物です。

なので、動物の目が見たくなったら、ヒツジの目を見てくださいね。

 

 

 

4、動物は、人間を対等に見ているのか

 

動物にもヒエラルキー、階層社会はあります。

 

例えば、サルは有名ですよね。

ボスザル。

1位を巡って、熾烈な闘いが行われています。

 

そういう階層社会がある動物でも、ない動物でも、人間に対しては皆一律同じで、対等に見ています。

 

なので、

「ペットは私の保護下にあるのよ、つまり私より下!」

「私がお世話しているんだから、当然下でしょ。」

と考えている飼い主さんが結構いらっしゃいますが、

ペット自身は対等に思っています。

 

 

動物園にいる動物たちも人間は対等に捉えていますし、

牧場にいる動物たちも人間は対等だと思っています。

 

 

これは・・・

同じ種類の動物だと、例えばサルならサル同士だと階層社会があるのでその中で生きますが、

種類が違うと、対等なのです。

 

それは、捕食関係にある動物も同じで、

ライオンが捕食対象であるガゼルを、階層的に下に見ているか?というと、

NO. で、あくまでも対等なのです。

 

 

という訳で、

人間は他の動物とは種類が違うので、どの動物からも対等に捉えられている

のです。

 

 

  

 

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