10. 他界したにゃんこ、Mくんとの会話 (2)
私の友人である飼い主さんは、全然人見知りしない上に人付き合いが良いので、友人宅には沢山の仲良しが訪ねてきます。
でもMくんは人見知りするようで、姿を見られたらラッキー、というくらい、その姿を見せないことで有名でした。
姿を見るのに早くても2~3日、見られない人は数ヶ月かかるとかなんとか。。。
なのに、私が初めて家に行った時、なんと20分くらいで出て来てくれたのです。
友人が物凄く驚き、私が最速記録を作ったことを教えてくれました。
ということで聞いたのは・・・
「私が家に行った時、何故あんなに早く出て来てくれたの?」
「愛が感じられたからだよ。その愛が霞んでいなかったんだ。これは珍しいんだよ。
ほとんどの人は霞みがかった、しかも黒いものをまとっていることが多くてね。
その黒さ度合いが高いほど、会いたくないから隠れているんだ。
人間は誰しも愛があるんだけれど、真っ黒でそれが見えない人までいるんだ。
でも、君の場合、君がいること自体に気付いていなかっただけで、君がいることに気づいてすぐに姿を現したんだ。」
え~~~なんて嬉しいことを言ってくれるんだろう。。。
Mくんが言うには、彼史上最短だったんですって。
飼い主と同じことを言っている!
せっかく会えたので、色々聞いてみようと思ったものの、直ぐには思い浮かばず、
「私にアドバイスある?」
と聞いてみました。
すると、何も話していないのに、突然、
「もっと自信を持ちなよ。
君がやっているかけ橋役は、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。
君がいつも、どんな時でもやっている、”一生懸命、真摯に向き合う”、それは伝わるから。
大丈夫、出来るよ!」
・・・涙が出ました。
話していていつも思うのは、動物はとても素直だということ。
私はサラリーマン時代に、まあ、それなりに色々と経験しました。
事実無根の話を耳にしたマネージャーから会議室に呼ばれて確認されたり。。。
でも、動物は疑ったり信じない、ということをしないので、ありのままを見てくれます。
更にこの後、
私がもっと真面目にやらなくちゃ、とか自分を追い込んできたことを言われ、
「君が自分と他人を比べてしまっているからそう感じてしまうんだよ。
しかも自分よりギリギリと、完璧を目指して仕事している人とね。
でも、冷静に考えてみて。
見えていなかっただけで、結構仕事をきちんとこなしていたし、それをマネージャーは見ていてくれていたから、あの仕事を任されたんでしょ?」
ああ、確かに、最近、私のガイドが度々、社会人になってからやった仕事に対して周りがどう思っていたのか、を見せてくれていました(なんでMくんがその仕事を知っている?!と心の中で突っ込みながら)。
なるほど、、、もしや私が自分にダメ出しばかりするから、そうじゃないと教えてくれていた、と考えても良いのかな?でも、まだ信じられないよ~と思っていたら、ガイドが
「まだ疑うか!」
・・・すみません。。。
誰が何を見せてくれようが言ってくれようが、それでも私は天狗になってはいけないと、自分を縛っていました。
だから、Mくんが伝えてくれた(ということを、また私のガイドが解説してくれました)、、、。
嬉しいことです。本当にありがたいことです。
このことがあってから、自分でできることを精一杯させていただこう、それしかない、と吹っ切れました。
生きている間のほとんどでやっていたこの思考を、この体験だけで解除できたのです!
動物のパワー、本当に凄いです!
動物を癒すために経験値上げたいと日々エネルギーと戯れていましたが、なんと、自分が癒されました。
それに、最後に挨拶したら、いつでも会いに来ていいし、質問して良いとのこと。
動物って、愛の存在ですね。