動物を知りたい かけ橋日記

動物の気持ちを知りたい方へ

36. 動物が日頃、感知している範囲

今回は、動物が日頃、どういうものをどの範囲で感知しているのか、をお話しします。

 

 

動物だからセンサーがあって、凄く鋭いんでしょ?

動物はどうやって休んでいるのかしら?

神経張り過ぎて疲れとか、ないのかしら?

など、思ってしまいますよね。

 

人間よりもセンサーが敏感そうに思えますし、

そうでないと、野生では生きていかれない、

ペットにしたら一番鈍感になるのでは・・・

そう捉えているのが一般的ではないでしょうか。

 

 

動物は沢山の種類がありますが、

ここでは、平均的な話をしますね。

 

 

 

1、感知している範囲 距離的なもの

 

感知出来る範囲、つまり、動物のレーダーの範囲ですが、

意外と狭い、です。

 

私なんて、山1つ分くらいはあるのかな、なんて思っていましたが、

野生動物でさえ500メートルくらいです。

直径です、直径。

 

え?これって、広いの?

 

距離感が全くない私には、この500メートルが広いのか狭いのか分かりませんが、

野生動物がそのくらい、

人間に飼われていると、例えば農場で放し飼いにされている動物では200メートルくらい、

ペットになると数メートルくらい、

になります。

 

勿論例外はいて、結構鈍感に過ごしている動物は、これらの半分以下、という子もいます。

差が激しい、というのが、事実です。

 

なので、ご自身のそばにいる動物がどのくらいの範囲で感知するのか、試してみると分かりますよ。

 

 

ここで、動物を驚かさないで感知範囲を知る方法をお伝えします。

 

1、動物がリラックスしている時に、そっと離れてみる。

2、そっと動いてみる。

 

これで、動いた時に耳をピピッとしてみたり、動いた方を見たりすれば、感知の範囲内です。

距離を変えてやってみると、感知の範囲が分かってきます。

 

ただ、飼い主さんがこれをやり始めて何度か試すと、何しているんだろう?と興味を示します。

その時やっても、常に意識はこちらに向いているので、やっても無駄になります。

 

その時は、動物が忘れた頃にやってみてくださいね。

 

 

あとは、試してみても、全く何も反応した感じがしない、ということもあり得ます。

 

その時は、その環境があまりに居心地良いので、すっかり慣れてしまい、感知自体しなくなった、という、喜ばしいやら悲しいやら、の状態になっている、と考えてくださって大丈夫です。

 

この場合、本人に、危険を回避する能力がない、もしくは回避する気がないかもしれないので、飼い主さんは動物の様子を見ながら、是非、フォローしてくださいね。

 

 

また、牧場の動物に見られる行動ですが、

世話している人に興味を示す子がいる場合、残念ながら?!、その子の範囲は無限=牧場の範囲を網羅しています。

 

ここからは、私が学生時代、牧場実習をしている時にあったお話です。

 

期間中は毎日、牛の給餌をしていたところ、ある牛1頭にやたらと好かれました。

その牛は、私が牧場にいる間中、私の行動を感知し、私の行動に合わせて、一番近いところに移動していたのです。

また、牧場の区画の一番遠いところにいても、私が柵の近くに寄ろうものなら、全力疾走して来ました。

それは、私に触れるかもしれない、と思ったからです。

 

・・・牛の全力疾走って、かなり迫力ありますし、あの体なのに速度が早いんですよ。

その巨体が、私めがけてくるんです。

迫力が迫力なので、柵が頑丈なのか、思わず先生方に確認してしまいましたよ。。。

 

当時は出来なかったので、この時のことを思い出した時に、この牛の感知エリアがどの程度だったのか、リーディングしてみました。

な〜んと、牧場の範囲を全て網羅していたのです!

牛から私が見える範囲だったら理解できるのですが、その範囲を軽く超えていました。

驚きですよね!

・・・と話が逸れました。

 

不思議なことに、この現象は牧場の動物に見られるのです。

 

解説しますと、

野生動物は、そんなことに自分の感知を使っていると、自分の命が危ういからやらない、というかやれない、

ペットの場合は、何故かセンサーがそこまで働かない、

のです。

 

ただし、これにも勿論、100%はありません。

 

少し前に書いた、我が家で飼っていたインコ、3代目ぴーちゃんは、私たちが自宅に戻ると、玄関まで飛んできてくれ、出迎えてくれました。

しかも、玄関が開いてから、とか、門の音がしたから、ではなく、

人間ではまだ聞き取れない程度の距離にいる私たちの足音をキャッチし、鳴き始めるのです。

そして、門の音が聞こえたら、玄関へ飛んでいく。

こういう子も、います。

牧場で私が好かれた牛と、同じ行動と言えますよね。

 

なので、例外も紹介しましたが、あくまでも傾向、平均的なことをお伝えしました。

 

 

 

2、動物が感知するもの

 

動物が感知するもの、それは、その動物が興味あるものです。

 

野生動物であれば、自分を捕食する動物、

あ、これは農場の様に外で飼われている動物もそうですが、レベルは違います、

ペットであれば、ご飯や、わんこならお散歩を思わせる音、

などですね。

 

飼い主さんの足音も、相思相愛であれば含まれる時もありますが、全ケースではありません。

 

よく金魚でも、飼育員さんが餌をやろうと近づくと、まだ距離があるし餌を見せなくても寄ってくる、という光景を目にすることがありますよね。

あれです。

 

私も金魚を飼っていた時は、私の足音で寄ってきてくれるのが嬉しかったです。

学生時代、研究室で飼っていた猫やマウス、ハムスターなども同じように反応してくれました。

可愛い一面ですよね〜。

 

今、何故私の足音で寄ってきてくれたのかをリーディングしました。

すると、私から愛のエネルギーが出ていたから、と教えてくれました。

 

つまり、愛ある人がいる場合、その人も興味の対象になります。

 

なので、もしこの様になりたい、と思うのであれば、是非、ご自身の体から、愛のエネルギーを放出してください。

 

やり方は・・・

愛のエネルギーをピンク色の光線とイメージし、周りに放射しまくる!

です。

本当か〜?と思われた方、是非トライしてみてくださいね!

 

 

話を元に戻すと、、、

感知するものが何か、対象は何か、ですが、

「飼われている状況やその動物の好みによって、感知する内容が変わってくる」

というのが答えとなります。

 

ご自身のペットは、何が好みで、どのくらい感知しているでしょう?

探ってみても、面白いかもしれませんね!

 

 

 

 

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